Winston Mini Bitter Red 12 を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます



 概要:紙巻:「ウィンストン・ミニ・ビター・レッド・12」の喫煙感想



 ウィンストンブランドに加わったレギュラーサイズシガレットで、Tar12mgのレッドな煙草。紙巻「ウィンストン・ミニ・ビター・レッド・12」を吸ってみた。


 この煙草は「かりっと香ばしいと謳いロースト感やコク」を売りとするシリーズのミニシガレットなのです。その名に「ミニ」と冠する通り、現代では珍しい規格となった「フィルター付きレギュラーシガレット」という仕様を採用する煙草ですね。

 ちなみに、レッドと冠するように旧キャビンのラインナップとキャラクターを共有してはいるものの、Tar12mgと少し異色の仕様となっているのです。
 
 また、このミニシリーズの下属にはTar8mgのブルーとTar1mgのホワイトが用意されています。お察しの通り、既にウィンストンブランドへラインナップされているシリーズに準じたキャラクター性を持ち合わせるものとなっているようですね。

 何はともあれ、市場でも勢いよく伸長しながら日本たばこ産業が取り揃えていなかった「ちょっと安い系」というカテゴリーに充てられた新シリーズです。未着手は旧三級品を擁していたゆえとも言えそうですが、その旧三級品が段階的な特別税率の廃止による値上がりが行われるわけですしね。

 これを機に本悪的な着手を始めた感じであり、試験的な要素は多分に感じられるシリーズにも思えます。今後の旧三級品の動向にも深く関係が及びそうなシリーズなのです。

 もしかすると、旧三級品に対して「高くなったら顧客も著しく離れるだろう」という危惧の現れなのでしょうか。はたまた旧三級品の最終的な価格をミニシリーズの動向いかんで模索しようとしているのでしょうか。いずれにせよ、今時では懐古な仕様とも言えるレギュラーサイズという点や、少し安めな価格などからは色々と窺えそうですね。




 いわゆる「フィルター付きレギュラーシガレット」という、エコーやゴールデンバットなどと同じサイズのシガレットとなっています。昔は国内外を問わず一般的な規格であったようですが、キングサイズ以上が普及する今では中々に希少なサイズとなりましたね。

 短いシガレットに合わせて、ミニというシリーズに相応しく小振りなパッケージが特徴的なのです。

 ちなみに、生産ラインの都合と思われるように、エコーやゴールデンバットと同じくソフトパック仕様となっています。
 



 約70mmのシガレットは、一般的な約85mmのキングサイズシガレットと比べると小振りな印象なのです。旧キャビンのキャラクターを踏襲するようにチップはコルク柄となっていて、テーマカラーである赤色でロゴがデザインされていますね。
 
 また、フィルターはプレーンタイプとなっています。 

 ちょっと、ロゴの「mini」という部分が色味と相まって明治製菓のロゴに見えなくもないです。
  

味・香りについて感想



 この煙草は、取っ付きの悪そうな仕様ながら意外にも喫しやすいと思える煙草となっているのです

 まず、シガレットの香りは確かにキャビンらしいというのか、ウィンストン・レッドらしい甘い香りとなっています。こちらのミニシリーズの方が甘い香りは量感も豊かであり、スタンダードなレッドには無いフルーティーな香りも感じられますね。まるで菓子のガトーレーズンのような、何とも芳醇な香りなのです。

 喫味の方は、フィルターの短いレギュラーサイズシガレットでTar12mgというマッチングのわりには、思いのほか喫しやすい仕上がりとなっています。特に出だしは火種が遠いこともあり、柔らかさすら感じるくらいなのです。

 しかしながら、ものの二口ほど喫すれば中々に仕様相応なフルボディ感で迫ってきますね。旧三級品のような野暮ったさはありませんが、やはりスタンダードな既存のレッドたちと比べるとパワフルな味わいです。喫し方の次第で味わいも変わりやすいため、丁寧な喫煙は心掛けるに越したこともないでしょう。

 その味わいも、基本的には確かにウィンストン・レッドらしい味わいを踏襲しています。それにレギュラーサイズシガレットならではの短いフィルターやノンチャコールのパワフルな特性が現れている感じでしょうか。

 ボディも香りも従来品より明らかに量感を増していますから。それでいて、中々に喫しやすい柔らかな質感に落とし込まれているので、そう取っ付きの悪さはありませんしね。
 
 ちなみに、一服の時間はシガレットの長さに相応というのか、価格相応となっているように思えます。ウィンストンブランドの特徴でもあるロングテイスト機能は、特に引き継がれていないのだと思える塩梅といったところでしょうか。

 また、物理的なところでは短いフィルターと相まって、やや口元や持ち手は手狭を強いられます。中々にギリギリまで喫し尽くすことは難しいと思うので、100'sの余裕あるフィルターの長さに慣れていたりすると少しの困惑を招きそうかな。

 総じて、Tar12mgもあるノンチャコールなレギュラーサイズシガレットにしては、予想に反して柔らかさがあり喫しやすい仕上がりとなっています。キャビンもといウィンストン・レッドの味わいが好みなら、間違いなく気に入るでしょう。それらに「もう少しダイレクトな豊かさがあれば」と思っているのなら、なおのことです。

 いやはや、かわいい見た目に反して中々の煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar12mg Nicotine0.8mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


▼あわせて他銘柄どうぞ▼
小目録「JT Products」へ戻る
大目録「TOBACCO」へ戻る