喫煙に関する内容を含みます
概要：紙巻「ウィンストン・XS・3・100's・ボックス」の喫煙感想
新生ウィンストンのTar3mg。紙巻「ウィンストン・XS・3・100's・ボックス」を吸ってみた。
Tar3mgのウィンストンというと過去にもキングサイズにてラインナップされていた時期がありましたが、再びラインナップされた今回のTar3mgは人気の100'sシガレットとなっています。味わいも当時とは違うものとなっているため、これは復活というよりも完全に新規銘柄として捉えた方が良さそうですね。力強い味わいをアピールしたいがためにマッチョガイを使った当時の広告イメージとは大きく異なり、今回のTar3mgは新生ウィンストンの謳う「スッキリ系」という特徴が謳い文句となっていますし。
というよりも、先に少しだけ述べてしまうと、当時のスッカスカな喫味であったウィンストンのTar3mgよりも再編成された「スッキリ系」と謳う今回の新生ウィンストンのTar3mgの方が明らかに味わいは豊かです。その実は別物ながら正しくグレードアップしているのです。
新生ウィンストンのラインナップには、特別な巻紙により燃焼時間が伸びて長く喫煙を楽しめるという「ロングテイスト」なる機能が実装されています。近年では需要も高まっているような気がする機能性で、ビニール外装にて告知もされているのです。
フィルターチップのデザインはタールバリエーションで共通のものとなっている様子です。Tar10mgとTar8mgの空気穴に大差が無かったことと同じように、このTar3mgはTar6mgと大差も無い空気穴の加減となっていますね。そんな空気穴はというと、小さめのものが2列となっていて、Tar3mgという仕様にしては少なめな印象でしょうか。
味・香りについて感想
この煙草は、軽量化によりブランドの個性は相応に薄まっているものの、Tar3mgというカテゴリーの中では非常に良いと思える煙草に仕上がっているのです。
やはり、ここまでタール数値を下げられるとフィルターが長い100'sサイズという仕様との合わせ技により吸い込みは強くなりがちとなることも多く、ややタール感の主張が強くなるために相対して香ばしさが陰ってきている印象は否めません。Tar3mgの100'sサイズという仕様にしてはボディの量感も豊かで吸い応えは上々であり、確かに新生ウィンストンらしい甘さも感じられるのですが、その味わいの内容は空気量の増加により香りが相応に失せていますし、その分だけヤニっぽさが少し目立つ感じもします。
何と言うのかな、ボディ感やパンチは中々の迫力なのですが、せっかくの新生ウィンストンらしい甘さは控え目なので、やや個性に欠く印象は否めません。
新生ウィンストンの豊かな甘さに高い心地の良さを覚えた私なんかにとっては、やや選ぶに足りないといった印象の煙草ではありますが、Tar3mgという大枠な捉え方で見てみれば吸い応えも高く香り相当と上々であり、それでいて「スッキリ系」と謳うに恥じない軽快な吸い心地が喫煙中と後味に軽やかさを挺するため、中々に優れた煙草と思えます。
また、新生ウィンストンは燃焼速度が遅めという特徴も持ち合わせているのですが、このTar3mgは空気量の増加も一役を買ってか、タールバリエーションの中でも遅めという非常にスローバーニングな特性となっているのです。これに関しては、煙草が無下に高騰する時勢で揉まれる愛煙家にとって中々に嬉しいファクターかも知れませんね。
このTar3mgに関しては、ちょっと長すぎるとすら思えてしまうくらい、本当に長めです。
総じて、仕様に反して豊かな量感の仕上がりは、キャラクターこそ抑え目な様が一層にスタンダード感を演出しているために取っ付きが良いと思えるでしょう。このタールクラスに一途な方なんかには是非とも勧めることの出来る煙草なのです。
私は、この新生ウィンストンの特徴的な甘さこそ惚れた要素なので、迷わず高タール版を選びます。それらでは甘さの主張が強すぎるけど傾向としては好みと考える方は、軽すぎるだろうと一蹴せずに、Tar3mgというニッチなカテゴリーを試してみるのもアリではないでしょうか。
アメリカンスピリットに負けず劣らずなコストパフォーマンスの良さも魅力的。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar3mg Nicotine0.3mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
▼あわせて他銘柄どうぞ▼
小目録「JT Products」へ戻る
大目録「TOBACCO」へ戻る