Bohem Cigar No.6 を吸ってみた

Bohem Cigar No.6

Include the following / 抽烟印象・喫煙の感想 / Smoking impressions / Табачные впечатлени

 紙巻煙草ながら、その名に「シガー」と冠するシガレット。

 「ボヘーム・シガー・No.6」を吸ってみた。

 韓国は「KT&G」という煙草メーカーによるブランドで、そのブランド名に「シガー」とは冠していますが、基本的にラインナップはシガレットでの構成となっています。ということで、この煙草もシガレット。

 では、何が「シガー」なのかというと、これは「葉巻向けのシガーリーフをブレンドしている」という製品特性のアピールなのですね。シガーリーフのブレンド割合は銘柄によってマチマチなので一概ではないのですが、この「No.6」はシガーリーフを30%もブレンドに含んでいるそうな。ただ、そのシガーリーフも産地までは明かされていない様子。

 ちなみに、まるでシガー製品のように銘柄名には意味ありげに「No.6」と冠されていますが、この煙草に限っては単にTar6mgであることを示しているのだと思われます。既に廃止となっていますが、タールバリエーションとしてTar1mgの「No.1」も存在しましたし、よりシガーらしさを醸すための中々に細かな演出ということですね。

 また、モヒートフレーバーやリトルシガー扱いのスーパースリム製品なんかは、今でもバリエーションとしてラインナップされています。それこそ一時期はエッセにクラウドナインと、そこそこに日本でも数を展開していた韓国銘柄です。しかし、今となってはボヘーム・シガーを残して殆どが廃止と没してしまった様子から察するに、中々の人気銘柄なのではないかな。韓国の煙草は日本人でも親しみやすい味わいなものばかりで良いものづくしなのですけれどね。他は少しだけ冴えなかったのかな。

 あと、あまり馴染みも感じないだろう「ボヘーム」とは、盛んな楽器製作でも知られるチェコ共和国の都市は「ボヘミア」に住まう人々を指す「ボヘミアン」と同じ意の言葉だそうで、芸術的歴史観点から「ジプシー」と通ずる言葉でもあるとか。そして、所変わってパリでは「自由な暮らしをする者」という意味の言葉として使われていたとかいないとか。中々に意味不明なようで、実はボヘーム・シガーにおいてはパッケージを観察して紐解いていくと、なるほど「だからボヘームね」と納得な小ネタ要素だったりしますよ。

Bohem Cigar No.6 Bohem Cigar No.6

 パッケージセンターにレイアウトされた葉巻的演出のワランティを模したデザインは、貼り付けられたワランティっぽくパッケージサイドに回りこむようにデザインされていて、中々に徹底した演出感を醸し出しているのです。ボヘーム・シガーは、全体的に徹底したセンスの良さが窺えますよね。

 ちなみに、パッケージ正面の銘柄名下に記された「JOURNEY FOR THE REAL TASTE」の表現ですが、これこそが先ほどの「ボヘーム」という言葉と結びつく内容だったりしますが、お分かりでしょうか。シガレットながらシガーのような要素を織り交ぜた製品特性や、それによる「矛盾」とも思えるキャラクター性など、味わいを求めての「自由な発想」を体現したかのような製品の志向性こそが、この「ボヘーム」という名の意義のように思えるのです。

Bohem Cigar No.6 Bohem Cigar No.6

 パッケージ背面には、シガーリーフの本場である「南アメリカ大陸」の地図がデザインされています。ボヘームよろしく「ボヘミア」はヨーロッパ大陸に位置する国ですが、ここでは「シガーリーフをブレンドしている」という製品特性に倣って優先されたデザインということなのでしょう。

Bohem Cigar No.6 中包装紙もオシャレなデザインとのペーパータイプが使用されています。環境に優しいとされる素材とかで人気のタイプです。ボヘーム・シガーは、いつの間にかパッケージやシガレットの細かなデザインが変更されたようですが、中包装紙にも手が加えられたようですね。確か以前は、なんてこともない銀紙だったはず。

Bohem Cigar No.6 シガレットデザインも以前とは異なる淡い色合いのフィルターチップとなり、全体的に絢爛な感じへ様変わりしていました。フィルターにはチャコール粒子が使用されていて、空気穴は肉眼では確認が出来ないのですが、タール数値を考慮すれば必ず空気穴は存在しているはず。

Bohem Cigar No.6 Bohem Cigar No.6

Bohem Cigar No.6 ちなみに、これらが以前のパッケージとシガレットのデザインなのです。以前も決して悪くはないデザインでしたが、こう比べてみると、全体的に光沢素材を多様した格段に良いデザインへと様変わりしたことが分かります。以前よりデザインには気を使っている銘柄だったのでしょう。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、甘味とマイルド感が非常に素晴らしい味わいの煙草となっているのです。

 シガレットの香りは、ほんのりとチョコレートのような甘さが心地の良い香りです。量感も穏やかにマイルドな香りながら、いつまでも楽しんでいたくなるような、とっても品のある香りですね。奥の方には、薄くブラックデビルのピンクローズのような香りも感じられるかも。

 喫味の方も、このシガレットの香りが如実に反映された「ほんのりとした甘味」が何とも心地の良い味わいであります。柔らかな質感にコクもあり、非常に香り高い味わいは、まるで非の打ち所がありません。ほんの少しだけ酸味も感じられますが、柔らかい喫味に程好い輪郭を与えて引き締めるような役割にマッチしていて、中々に良い感じ。かなり上出来なシガレットなのです。

 私的には「キャビン」と非常に似通ったキャラクターに思える味わいかな。それを全体的に穏やかな感じにして「品の良さ」を付加したような感じ。

 一服も後半に差し掛かると中々にボディは肉感も増しますが、それでも「ふんわり」とした穏やかなキャラクターには決して欠くこともなく、嫌な要素も全く現れないため、程好い充足感にて一服を終えることが出来て好印象。終始「軽い」で終わらずに、ラストで少しだけ捲し立てる感じが良いですね。

 総じて、素敵なデザインのパッケージと、それに違いの無い品のある喫味が非常にトータルコーディネートの秀逸さを覚えさせてくれる煙草です。先の通りに、味わいとしては「キャビン」と似たような傾向にあり、それよりも「穏やかさ」に素敵な印象を与えてくれる喫味は非常に親しみやすく、かなり日本人にも向いている煙草となっているのです。

 もし、あなたが「韓国」というファクターだけで忌避するなら、それは絶対に間違っていると思います。優しい甘さと適度なコクが心地の良い煙草なのでした。

 何より、ブランド名で考察が出来るなんて、こんなにも素敵な煙草がありますか?

 煙草という嗜好品は、決して味わいや品質だけが醍醐味ではないのです。

 趣こそが全てなり。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


▼あわせて他銘柄どうぞ▼
小目録「OTHER Products」へ戻る
大目録「TOBACCO」へ戻る