Treasurer Slims Gold を吸ってみた

Treasurer Slims Gold

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 世界で最も高価な煙草の廉価版はTar5mgのスリムシガレット。

 「トレジャラー・スリム・ゴールド」を吸ってみた。

 英国はロンドンで作り出された「世界で最も高価な煙草」と謳う「トレジャラー」というシガレットブランド。その愛煙家なら知らない方も少ないだろうブランドは、ポリシーとして「贅を尽くした究極の煙草」と掲げ、それに恥じない選りすぐりの高級バージニアリーフを使用するという、かなり突き抜けたコンセプトが印象的なブランドなのですね。

 そして、そのトレジャラーのラインナップには、先の通りに「世界で最も高価」と札付きとなっている本丸の「トレジャラー」から始まり、それよりはフレンドリーな価格で展開される「ラグジュアリー」というシリーズが続きます。そして、末端には最も安価な価格で展開される「スリム」というシリーズがラインナップされているわけです。この煙草は、そんなトレジャラーの「スリム」というシリーズのタールバリエーションで、名に「ゴールド」と冠するTar5mgのスリムシガレットとなっています。

 今現在の日本市場では、本丸のトレジャラーは20本詰めながら2,000円を超える破格で展開されています。しかしながら、このスリムシリーズは他の多くの20本詰め製品と大差も無い価格が設定されてはいるのです。それでいて、ブレンドレシピは上位製品の内容を踏襲しているという、廉価版と言えど中々に侮れない煙草なのだとか。伊達に「トレジャラー」と冠しているだけはあるということなのでしょう。

Treasurer Slims Gold Treasurer Slims Gold

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Treasurer Slims Gold パッケージ形状はコーナー切り落としの八角形となっていて、重厚感を演出していたブラックとは一味違う、明るい高級感が良い感じなのです。単なるタールバリエーションと言えども、雰囲気は大きく異なりますね。よくある「高級厳選」みたいな内容を謳う余計なメッセージが排されているあたりも、自信が垣間見える感じ。

 ちなみに「スリム」と謳う本製品ですが、シガレットは一般的なスリムシガレットよりも少しだけ細く、スリムとスーパースリムの中間くらいの太さとなっています。それによりパッケージのサイズもピアニッシモやバージニア・エスなんかと比べると、やや横幅の狭いスタイリッシュなパッケージサイズとなっているのです。これは、以前に日本でも売られていたレイディーやジャックポットなんかと同じような仕様で、欧州銘柄に多い印象の仕様ですね。

Treasurer Slims Gold パッケージサイドの情報からは、製造そのものはドイツで行われていることが分かります。パッケージ正面にも大きく「London」と配しているためか、メーカー名の末尾に「England」を太字で誇張している辺りが、何だか言い訳チックな感じ。メーカーは「The Chancellor Tobacco Company (UK) Limited」というメーカーです。

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Treasurer Slims Gold 内装はブラックと共通となっていますが、シガレットデザインは印象も大きく異るものとなっているのです。ブラックのカラーリングを逆配置したような感じのチップで、絢爛な金色が目を引くデザインですが、縦縞の入った白色の巻紙との相性が良く、決して嫌味の無い感じ。フィルターはプレーンフィルター仕様となっています。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、ライト化による喫味への影響も程好く、より香りを感じやすい仕上がりの煙草となっているのです。

 まず、シガレットの香りですが、この手の高級バージニアリーフ主体な銘柄にしては「華やかさが控え目」な印象はブラックと相変わらずと言ったところでしょうか。素材感の強い香りは加香も無いのだろうと察するに容易で、ブラックよりも「煙草葉らしい香り」がメインに感じられますね。パッケージなどからのイメージとは裏腹に素朴な印象を覚える香りで、全体的に控え目な香りながら何とも品のある香りとなっています。

 喫味の方は、それこそTar8mgのブラックと比べるとボディの迫力こそ相応に控えられてはいるものの、その代わりに香りが引き立てられています。程好く軽快さを帯びたボディ感の中で甘味を豊かに感じることが出来るのです。これは銘柄名の通りと言うのか、ブラックではボディの迫力により抑えられていた「華やかさ」がゴールドには含まれているような気がしますね。

ただ、重厚感を抑えて軽快さを帯びたと言っても、確かなトレジャラーらしさは欠くに至らずです。Tar5mgにしては非常にボディも密度の高い印象を受けるため、中々に吸い応えは抜群。より優等生な仕上がりとなっているのです。

 もちろん、ライトバリエーションにありがちな紙臭さを初め苦味や渋味のような雑味は全くありません。加香感の無い味わいもブラックに引き続きなのですが、軽快な吸い心地にてプッシュされた素敵な甘味がメインとなった喫味は、ブラックとは異なる「柔らかさ」を覚える味わいとなっています。フルボディ感が一方で素敵なブラックを喫してしまうと、ややゴールドの軽快な喫味は物足りなさを覚える気もしなくは無いのですが、それでも繊細さに転じて非常に優秀と思える煙草なのです。

 総じて、やはりライト化により特徴的であったコクなどの深味は存在感も薄くなってはいるものの、程好く柔和となったボディは軽快さを喫味に付与していて「軽さ」という吸い易さを呈している煙草です。それでいて、Tar5mgという仕様から予想する吸い応えよりも高い充足感を得られる仕上がりは、中々にライトバリエーションとして優秀に思えるのです。これはブラックが持ち合わせる中々のフルボディ感に疲れを覚えるようなら、正しくライトバリエーションとして成り立っているゴールドは打って付け。フルボディで重厚な味わいか、軽快さに香りの際立つ味わいか、中々に単なるタールバリエーションの枠を超えて選び甲斐のある展開が素敵な煙草なのでした。

 私的には「ライト」という内容に特段の偏執も無いためか、比べれば味わいはブラックの方が好みなのですが、シガレットデザインはゴールドの方が好みだったりします。やはり「巻き紙が黒」というのは、中々に不必要な気を使ってしまいますよね。まぁ、それを言ったら「ゴールドのフィルターチップは如何なのか」という声も聞こえてきそうですが、最近は柄の強いチップデザインも増えてきたことですし、そこは気にしない。この都合の良さこそ、人である醍醐味なのです。

 とっても「人間らしさ」が垣間見える煙草でもあるのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar5mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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