喫煙に関する内容を含みます
概要：紙巻「ラーク・トロピカル・ミックス・メンソール・5mg・KS・ボックス・10's」の喫煙感想
トロピカル・ミックスのTar5mgは10本詰めの「お試し版」。紙巻「ラーク・トロピカル・ミックス・メンソール・5mg・KS・ボックス・10's」を吸ってみた。
最近の流行りである「フレーバーカプセル入りメンソールシガレット」として、先に発売して好評を得たラークのトロピカル・アイスに続くように発売されたシリーズのTar5mgですね。その名もトロピカル・アイスに続き「トロピカル・ミックス」という名の銘柄です。
また、タールバリエーションなどの展開はトロピカル・アイスと同じく、このTar5mgと100'sシガレットのTar1mgがラインナップされています。しかしながら、銘柄とマッチした分かりやすいカラーリングのパッケージであるトロピカル・アイスとは異なり、このトロピカル・アイスは中々に見てくれだけでは得体の知れない感じとなっていますね。銘柄とともにマンゴーやパイナップルを連想させるトロピカル・アイスから倣うなら、こちらのトロピカル・ミックスは「スイカ」のようなイメージかと思いますが、先に述べてしまうと内容にスイカのような要素は全くありませんので、あしからず。
ちなみに、この銘柄もフュージョン・ブラストやトロピカル・アイスといった最近の同社の新製品などに倣い、20本詰めの本製品と同時に「10本詰め」のトライアルパッケージが発売されています。その最中で、この記事にて取り扱うのは10本詰めの方となります。それでも従来通りに入り本数とパッケージが異なるのみで、シガレットは20本詰めの本製品と同じとのことです。
どう見てもスイカにしか見えないパッケージデザインは、光沢感の溢れるジャングルチックな感じとでも言ったところでしょうか。トロピカル・アイスとは異なり、金運アップな感じはしませんね。何と言うのか、ジュラ紀とか白亜紀みたいな印象を覚えなくもありません。
パッケージのサイズ感としては、ホープやピースといったJTの10本詰め製品の箱がキングサイズ相当に長くなったような感じです。このミニチュア感は、妙に良い感じがします。
カプセルや空気穴の配置は、先のトロピカル・アイスのTar5mgと同じような感じとなっているのです。ただし、デザインに関してはパステルチックな印象だったトロピカル・アイスとは同じようで異なる印象のフィルターチップとなっていますね。どことなく、パッケージデザインからも感じるエネルギッシュなデザインに思えてきます。
味・香りについて感想
この煙草は、ここに来てバランス重視なフレーバー系メンソールシガレットなのか、と言った印象の煙草となっています。
まず、シガレットの香りなのですが、この香りは先に発売された姉妹銘柄のような存在でもあるトロピカル・アイスの南国果実のような甘さに一辺倒であった香りとは明らかに異なります。それは、酸っぱくて瑞々しい独特な印象の香りとなっているのです。
また、この喫煙前の感覚ではフレーバーの加減もトロピカル・アイスと比べて控え目な印象となっていますね。どちらにせよ、メンソールシガレットらしい香りでないことは相変わらずなのですが、中々にトロピカル・アイスとはキャラクターの異なりを感じる香りであり非常に特徴的なのです。
喫味の方も、甘いフレーバーに一辺倒な味わいであったトロピカル・アイスの経験から予想していたよりはフレーバーが抑えられている印象です。比較的スタンダードなメンソールシガレットらしさを併せ持つフレーバー系メンソールシガレットといった感じの喫味とでも言ったところでしょうか。比べて控え目な甘さとともに、ほろ苦さが何とも心地の良い、なるほど「AROMA MIX」といった、添えられる程度に留められているフルーティーなフレーバー感が絶妙の煙草ですね。
メンソールシガレットらしい苦味と青臭さを効かせた王道なテイストをベースに、トロピカル・アイスとも通ずるフワッとした柔らかく甘い香りを緩衝材にし、トップに独特な酸味を含む酸っぱいフレッシュフルーツのようなフレーバーがアクセントとして控え目に添えられている味わいです。それらは三つの要素とも全てが分離していてハッキリと感じられるのですが、それぞれが絶妙な塩梅に仕上げられているために調和感のある非常に一体的な味わいとなっています。
この煙草もフレーバーカプセル入りのメンソールシガレットということで、どうしてもフレーバー感がスポットされがちに思える煙草ではあります。しかしながら、いざ喫してみれば、この煙草で感じられるトロピカル・アイスではスポイルされていた「メンソールシガレットらしいベーステイスト」こそが肝に思えるでしょう。それは支配的なフレーバーがメインであったトロピカル・アイスとは真逆の「フレーバーをアクセントとして添えるタイプの煙草である、ということが分かる感じなのです。フレーバー系のメンソールシガレットとしても楽しめながら、王道なメンソールシガレットとしても楽しむことが出来るという、非常に器用な仕上がりなのです。
総じて、ベースのテイストが分かりやすく磐石なので、甘酸っぱいフレーバーとともに相反するような香ばしさすら覚えたまりします。甘さのキャラクターに少しの共通点も見受けられるトロピカル・アイスとは一見のキャラクターこそ似ていながら、その実は中々にベクトルの異なる様を体感するような煙草となっていますね。トロピカル・アイスに苦手を覚えた私でも、この煙草は非常に気に入っていたりします。
ちなみに、カプセルを潰さないで吸うと、ややフレーバーは含むものの紙臭さが目立ちます。それは比べて全体的にトーンダウンした輪郭のハッキリとしない微妙な喫味となるため、カプセルを潰さないことによりフレーバー感を調整することが出来たトロピカル・アイスとは異なり、基本的にカプセルは潰して吸った方が良さそうです。
最近のフィリップモリスのフレーバー系メンソールシガレットの中では、わりと万人向けなスタンダードさを持ち合わせた味わいの煙草となっている気がします。私のように待ってましたな方も多そうな煙草なのかも知れませんよ。一連の流れや発売のタイミング的にも、メーカーの「ブッ飛んだものが性分に合わなかった」と言わんばかりな印象は否めませんが、行き着くところとしては非常に良い結果の煙草となったのではないでしょうか。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar5mg Nicotine0.4mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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