喫煙に関する内容を含みます
概要：紙巻「ラーク・トロピカル・ミックス・メンソール・1mg・100's・ボックス・10's」の喫煙感想
トロピカル・ミックス」のTar1mgは10本詰めバージョン。紙巻「ラーク・トロピカル・ミックス・メンソール・1mg・100's・ボックス・10's」を吸ってみた。
メビウスのオプションを皮切りに、最近になって流行っている「フレーバーカプセル搭載メンソールシガレット」は、もはや市民権を得た一大カテゴリーかと思います。この煙草は、その内として先に発売されたトロピカル・アイスに続くトロピカルシリーズの第2弾で、その名も「トロピカル・ミックス」というシリーズのTar1mgとなります。
ただ、先の「アイス」は良しとして「ミックス」という冠の得体の知れなさは、同じメーカーの製品だけに何だかフュージョン・ブラストの禁忌感を彷彿とさせますね。追い打ちをかけるように、この煙草も先に発売されたトロピカル・アイスと同じく「トロピカルシリーズ」という南国をイメージさせるフレーバーを特徴とする銘柄なのですから。何でしょうかね、あの「エキゾチック」というフレーズに対する未知なる不安感とは相対して、この「トロピカル」というフレーズに覚える安心感は。
ちなみに、これまた先に好評を得たのか、フュージョン・ブラストやトロピカル・アイスなどと同じように20本詰めの本製品と同時に「10本詰めのトライアルパッケージ」が発売されています。この記事で取り扱うのは10本詰めの方となりますが、中身のシガレットは全く同じ物となっているとのことです。
最近のフィリップモリスの新製品はというと、フュージョン・ブラストに始まり流行りのフレーバーカプセル搭載メンソールシガレットが続いています。しかしながら、お世辞にも同社では皮切りとなったフュージョン・ブラストが万人向けと言えるフレーバーではなかったために、万が一のミスマッチという被害を抑えるためにも、このようなパッケージ展開は消費者としても有り難いですよね。メーカーもフュージョン・ブラストの件で懲りたのか、売って変わって続くトロピカルシリーズは非常に分かりやすい印象を与える製品となっていますし。
また、喫煙量の少ない喫煙者にとっては「コンパクト」という点でも評価されそうな可愛らしいパッケージですよね。主喫しようにも限定的な展開となっているために、あくまで「お試し版」に留められているあたりは今後に期待といったところでしょうか。
あとは、このトロピカル・ミックスは「スイカ」みたいなイメージのパッケージデザインが印象的となっていますが、その実は決してスイカフレーバーというわけではないとのことです。あくまで「トロピカル」という南国を連想させるフレーバーであることには、一先ずの御留意を。
改めてパッケージを見てみると、Tar5mgと比べて少し淡い色使いとなっていることが分かります。その淡さと相まって、キラキラ感も割増なデザインのパッケージとなっていますね。ただし、やはりスイカみたいな印象は相変わらずなパッケージといったところでしょうか。スイカの外皮の外側がTar5mgで、皮の内側がTar1mgみたいな。
ちなみに、この10本詰め製品はスクエアボックスとなっていますが、20本詰めの本製品は他のラーク製品と同じようにラウンドボックスとなっています。それでも、デザインは概ね10本詰めと同じものとなっています。
通常の20本詰め製品のパッケージと比べると、何とも愛嬌のある雰囲気なのですが、キングサイズのTar5mgと比べると100'sゆえの長さに少しアンバランスな感じがしないでも。
このTar1mgはTar5mgと比べて香気を強めるためか、空気穴とカプセルの配置は中々に口元寄りとなっていますね。カプセルマーク部分には「AROMA MIX CAPSULE」と表記されているのですが、中々に得体の知れなさ抜群な消費者に真意が伝わり難いメッセージだったり。というか、伝える気も無さそうと言われればそれまで。
味・香りについて感想
この煙草は、Tar5mgに対してのTar1mgという極軽量版らしいトーンダウン感でありながら、少し各要素のパワーバランスが変えられたような味わいに仕上がっているのです。
まず、シガレットの香りやカプセルのフレーバーキャラクターはTar5mgと変わりもなく、独特の甘酸っぱさを含むフルーティーなものとなっています。ただし、心なしかシガレットの香りの量感は、Tar5mgよりも少しだけ強いような気はしますね。甘酸っぱさの「甘さ」の部分も比べるとTar1mgでは目立つ気がします。
喫味の方は、タールバリエーションであるTar5mgの「フレーバーよりもベースのメンソールテイストに重きを置いているようなバワーバランス感」とは異なります。このTar1mgではカプセルの位置が口元寄りに配置されているためか、もしくは空気量の増大のためか、比べると割合として味わいはフレーバー感に傾倒しているような気がしないでもありません。
また、煙量が減らされたことによるのか、刺激的とまではいかないもののメンソールのスースーする清涼感も強まっています。それにより、ほろ苦さや甘さといったTar5mgで特徴的に感じた味わいをマスキングしているように思えるのは、私的には少し残念に感じるところでしょうか。比べると「甘さ」と「清涼感」に偏りを見せる喫味となっていて、それとは別体のような感じで「苦味」が歯切れの良さを添えている感じなのです。
そして、甘酸っぱいフレーバーの内容とは異なる、煙草由来のような酸味も少しだけ感じます。トロピカル・ミックスの独特で甘酸っぱいフルーティーなフレーバーも、このTar1mgでは量感こそ適量ながら瑞々しさがスポイルされているために輪郭が丸くなり、吸いやすさこそ覚えるものの一味が足りないような物足りなさを感じることは否めません。Tar1mgで100'sという仕様から、それに順当と言える吸い始めの極端な味わいの薄さと少しの紙臭さも、Tar1mgの100'sシガレットということで妥協はしますが、やはり残念ではあります。
後味の余韻も強めの清涼感によりスースーとスッキリしてはいますが、甘さに隠れるように酸味を少しだけ感じる点に微妙な気持ちは無くもありません。
総じて、強めの清涼感とともにフンワリとトロピカル・ミックスらしい甘酸っぱいフレーバーを楽しみたければ、このTar1mgこそ適任でしょう。しかし、ほろ苦いメンソールテイストとともにハッキリとした輪郭と瑞々しさも含めてトロピカル・ミックスらしい甘酸っぱいフレーバーを楽しみたいのであれば、間違いなくTar5mgを選ぶべきでしょう。
と言うよりも、このTar1mgはTar5mgと共通して持ち合わせる「フワッとした甘さ」の部分が、空気量により妙な薄らぎ方をしていて、私的に少し気持ち悪いように感じてしまうのです。軽量版らしくフレーバーへの傾倒を感じる点も、私が苦手とするところです。淡白なスープや天茶などのように、ボディ感も無くしてフレーバーが際立つような攻め方の煙草は、どうも苦手ですね。
ちなみに、カプセルを潰さないで吸うと甘酸っぱいフレーバーは極端に抑えられ、微香程度のフレーバー感のTar1mgなメンソールシガレットらしい味わいとなります。これらのような他の減衰により紙臭さと酸味が目立つため、やはりカプセルは潰して吸った方が良さそうです。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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