Electro Harmonix Knockout

Electro Harmonix Knockout Electro Harmonix Knockout

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エレクトロハーモニックスが生んだ「理屈より直感」と言わんばかりの素敵なイコライザー。
最近はキャラクターを変えることもなくクリーンなブースト&カットが可能なものが流行りのようですが、このイコライザーは「アタックイコライザー」と称し、明後日の方向を見据えた製品なのです。

メーカーが「ハムバッカーをシングルコイルに変えてやるぜ!」と謳っている通り、すっぽかして説明すると、元のトーンキャラクターを全くの別物に変えてしまうタイプのイコライザーで、かなり強烈な効果を持つハイパスフィルターとローパスフィルターを搭載しているのです。

そのエグいフィルターで高域と低域をブースト・・・、というよりKNOCKOUT色に変容させて、ぽっかり空いた中域をDRYの原音ミックス用コントロールで適度に補うというものなのですが、効き目は文句の通りに派手で、たった三個のノブで非道なまでに様変わりさせることが可能。

アタックイコライザーなんて銘打っているから「アタック感が強調される」と誤解されそうですが、実際は「楽器の持つ個性にアタックしてノックアウトさせる」という意味だと思ってくれた方が正しいかも。
(設定のよってはアタック感を無くすことも容易ですし。)

嘘臭さもムンムンですが、ホントにハムバッカーがシングルコイルっぽく変化する様は感動モノ。
(だったらハムバッカー使うなよとか云々の文句が飛び交いそうですけれど・・・。)

あくまで、「っぽく」。
ステレオタイプ的なシングルコイルサウンドを再現するだけなので、当たり前ですが本物志向とは少し違います。

まぁ、たかがイコライザーでも、ぶっ飛んでいるというのはエレハモらしいところで、使えるか使えないかは別にして、とっても鬼畜なイコライザーなのです。

ただ、私が買ったものに限ってか、「ジー」というノイズが目立ちます。

近くに設置していた同社のSteel Leatherと針金で筐体を結んだらノイズは皆無になりましたが。

ちょっと不便。

Electro Harmonix Knockout

Your heavyweight punch.

Electro Harmonix Knockout


ところで、NOCKOUTって・・・。
これの前身であろう「ATTACK EQUALIZER」というのも少し気になるかも。

Product Specification
Low:7 pole low pass filter(cut off freq. 85Hz)
High:6 pole high pass filter(cut off freq. 6.5kHz)

Eden WTDI World Tour Preamp Pedal

Eden WTDI World Tour Preamp Pedal Eden WTDI World Tour Preamp Pedal

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こちらは何気に人気機種なエデンのプリアンプで、渋いゴールドカラーのコントロールパネルが印象的なのですが、このストンプペダル型プリアンプも、やっぱり素敵なゴールドのパネルが印象的だったりします。

製品名にWorld Tourと冠しているので、同社のWorld Tour Bass Amplifiers(WT---)というベースアンプヘッドのシリーズを踏襲しているのだと思いますが、私はエデンのアンプって使ったことがないので、その辺は分かりませんし憶測なのです。

エデンの製品群自体、高価な製品ばかりなので、この手頃なプリアンプの登場は何気に嬉しかったり。

取り分けベース用プリアンプの中では、とりあえず安価な方ですし、堅実堅牢そうな雰囲気と相まって中々に人気を博しているのではないでしょうか。

ちなみに、エデン公式サイトの一部では「火災に遭ったスタジオの唯一の生存者」という語りでWT800という製品の屈強具合を謳っていたりします。
大きなビル火災に加え消火活動という水害に遭ったが、WT800は見事に動作した」という、何だか色々と凄まじい内容のアピールがされていますが、人々は大丈夫だったのでしょうか?
とりあえず、ギターは全て灰となり全滅したようですが・・・。

まぁ、このプリアンプも頑強そうな印象は受けますが、私は絶対に炙らないし水洗いもしない!

何より、このプリアンプ、これだけのコントロールを備えているのにも関わらず、とってもコンパクト!
おおよそBOSSやEBSの一般的なサイズを横向きにしてに毛を生やした程度のサイズなのです。
その割に中々の重さがあるため、ものすごく塊感というか堅牢感があることは良いことか悪いことか、とにかく、小柄で重量感は抜群。

あと、これこそ良いか悪いかは別としてRoHS指令にも対応しているようです。

大きなマイナスポイントは電源に専用アダプターを使わなければいけないということなのですが、このアダプターが中々に貧弱感満々で壊れてしまいそうな印象なのですが、別売りとかしてるのかな?

電源は分からないなりに色々と試したのですが、やはり専用アダプターを使わないとウンともスンとも言いません。鳴りません。不便です。

機能面に関しては、見ての通り。
Treble,Mid,Bassの典型的な三種のEQに、Bass BoostスイッチとMid Shiftスイッチ。
Input GainとMaster Vol.に、EnhanceとCompressorのコントロール。
これらは他の多くのプリアンプとは違い、さながらアンプヘッドのような面構えとなっているのです。
(見た目だけなら「簡易版World Tour Bass Amplifiers」といって差し支えないかと。)

EQは各15dBの増減が可能なので相当に効果はありますが、EQの例に漏れず控えめな使用が良い感じ。

Bassなんかは30Hzあたりの極低帯域に作用するので、嫌でも扱いは慎重になるのです。
Bass Boostは「フレッチャーマンソンカーブに沿って低域をブーストするもの」と説明されていますが、かなり強烈な効き目で、低域を特異にブーストするので好き嫌いが分かれそう。
フレッチャーマンソンカーブ云々と謳いながら、まるで自然な感じがしないというは、いいんかそれで。

ベースブーストで低域がモッコリ。so good!!

MidはMid Shiftで可変帯域を550Hzか2.2kHzに設定が可能なので、中域が弱い時は550Hzをブーストしたり、存在感を付加したければ2.2kHzをブーストしたり、このシフトスイッチ一つで、中々に対応力は向上すると思うのです。

で、Trebleは・・・、まぁ当たり障りのない5kHzを増減させて調整するもの。
まぁ、あまりブーストする人はいないかも知れませんけれど・・・。

あと、他に無い特徴としてEnhanceとCompressorのコントロールがあるのですが、Compressorは「掛かってる?」から「今日は鼻詰まりが酷いなぁ」まで、幅の広い効き方をします。
Input Gainとの相互関係でコンプレッション感が決まるので、Input Gainと一緒にノブをグ~ンと回してやれば、あなたも一発で鼻詰まりの病人に早変わり!
基本的に「浅くも深くも鼻から圧し潰す感じ」のコンプレッサーで、少し癖があります。
他に専用機があるのであれば、このコンプは使わない方が良いという人の方が多そう。

Enhanceは、パラメーターを上昇させるほどトーンがモダンなキャラクターに変わっていくのですが、私は「古臭い中低域を減らしていくような感じ」というような効果だと思っています。
説明にも「超低域と高中域と高域を際立たせる」みたいな表現がされていますし。

ちなみに・・・。

このコンプとエンハンサーは「ちょいがけ」専用!

唐辛子と胃薬の関係と同じように、少量なら薬になりますが、適量を超えると確実に毒になります。

コンプは勿論のこと、エンハンサーの効き方もコンプレッション感がありますので、12時あたりから確実に音の存在感が無くなっていきます。

あとは、このプリアンプはインジゲーターが特徴的で、通電確認用とバイパス用の二個が備わっているのですが、通電確認用は、とにかく眩しい・・・。
この青い光の直視は視力低下の原因になりそうなほど。

また、フットスイッチ上部のバイパスインジゲーターはバイパス時に点灯するので、何気に戸惑います。
フットスイッチの側のインジゲーターの多くは「消灯=バイパス」ですからね。

まぁ、良くも悪くもオンにすれば問答無用でトーンをEDEN WTDIのキャラクターに変えてくれるので、このプリアンプに限ったことではないのですが、気に入るかどうかは人の次第。

良い物であるが故に、ホットボックスと同じようなノリで生産終了しないことを願うばかりなのです。

DIとしても使用可能なのですが、その性能は知りません。
というより、この手の製品をDIとして使う需要ってあるのでしょうか?

追記
代理店がヤマハに変わり、現行品は通電確認用インジケーターの明るさが落とされているそうな。
ペダルラインナップも徐々に増えていっておりますな。

Product Specification
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Earth Quaker Devices Organizer

Earth Quaker Devices OrganizerEarth Quaker Devices Organizer

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このオルガナイザーは、製品名からも察せる通り「ポリフォニック・オルガンシミュレーター」で、米国はアースクエイカーデバイスというハンドメイドブランドの作品なのです。

肩書きの通り、気鳴型鍵盤楽器の音色を再現する装置・・・、それがオルガンシミュレーター。

まぁ、でも、一口に「オルガン」と言ったところで、その音色は荘厳華麗なものから派手で勢いのあるものまで多種多様です。
要するに「教会のオルガン」から「バンドのオルガン」まで、同じオルガンでも音色は異なるのですが、このオルガナイザーがシミュレーションしようとするのは何かというと、基本的に「教会のオルガン」を思い浮かべてくれれば良いかと思います。

派手な音から深みのある音までバリエーションは豊富ですが、筐体のデザインやLagというノブを見れば分かる通り、ホール常設型オルガンの独特な「音の届き方」を再現しようとしていることが受けとれますし、どう設定しても「主よ人の望みの喜びよ」を弾きたくなるような感じは、間違ってもハモンド全盛期のブルースやロックな感じではないのです。

先述のLagというエフェクトのディレイタイムコントロールの他に、オクターブトーンの量を整えるUpとDownとChoir、音の質(きらびやかさ)を整えるTone、ドライトーンを足すためのDirect、計6個のコントロールはベースで使用することも考えられていそうな面構えなのですが、ベースでのご利用は旨味が少ないというか、ただの変態ディレイエフェクターにしかならないので、その辺は要注意。

ギターで使うことで真価を発揮してくれます。



だがしか~し!!



本気でオルガントーンをシミュレーションしようと思ったら、スローボリュームとかコンプレッサーなんか諸々を併せて駆使しないと、あくまで「弦を弾いて鳴らしている楽器の音色」でありオルガンに非ずといったところ。
しかも、最小パラメーターでもオフ設定が不可な常時効果のディレイ(Lagコントロール)が何気に強烈なので、オルガンシミュレーターというより「新手のディレイペダル」と割り切って使わなければ不満が出そうなのです。
オルガナイザー単体ではサスティーンを稼ぐ機能もないので、小学校とかにある足踏み式オルガンのように音は「す~ん」と減衰しますしね。

あぁ、懐かしいなぁ~、足踏み式オルガン・・・。



That Is To Say!?



このオルガナイザー単体では、そこまでオルガンっぽくはならんということじゃな!
所詮、ギターを吹いても音は出んし、オルガンを弾いても音は出んということじゃ!



余談ですが・・・。

オルガントーンをシミュレーションする似たような製品は、他にもElectro-HarmonixのB9 Organ MachineやMid-Fi ElectronicsのOrgan Droneなんかがあります。
本物志向のオルガントーンをギターでシミュレーションしたければ、間違いなくElectro-HarmonixのB9 Organ Machineを使った方が良いのです。

このオルガナイザーはオルガンシミュレーターというよりは、先述の通り、実際のところ「新手のディレイペダルといった内容なので、また違う用途で活躍するべきでしょう。

ちなみに、Mid-Fi ElectronicsのOrgan Droneはドローントーンのシミュレーターなので、間違って買って後悔したりしないように。

みょうちくりんなシミュレーターはエレハモ一択。

Product Specification
Uh...Ah...

D-Custom Guitars Micro DC Station

D-Custom Guitars Micro DC StationD-Custom Guitars Micro DC Station
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日本のハンドメイドブランドはD-CUSTOM GUITARSのパワーサプライで、特に今の世では何の特徴があるわけでもない、単に電源を7つのDCとして分岐させるタイプのもの。
じわじわと流行っている小柄なケースを使った製品なのです。
(勿論、レギュレーターは搭載されています。)

一人で製作を行なっているワンマンブランドだからか、某ショップに注文し「納期は一月後」と言われ、特に急ぎの用でもなかったので「OK」と応えたのですが、その間に発見。

VOCU製品で、同じくミニサイズケースで、コレより多分岐数で、しかも安く買える、そんな製品を・・・。

天面のポップなデザインもペイントではなくシールだったので、併せてゲンナリ。

このメーカー、バッファーを20,000yen近い値段で売っているあたり、個人的に胡散臭く感じ、何気に信頼性は薄かったりします。
(そのバッファーは試したこともないので完全に勝手な発想ですけれど。)

・・・とまぁ、ここまで印象値は最悪かも知れませんが、いたって真面目で普通な製品なのです。

本体への電源供給に12vを用いることで、安定した9v出力を可能にしているとか云々。

ちなみに、短いDCケーブルが3本と12Vの電源アダプターが付属していました。

12v駆動という仕様上、電源アダプターの付属は嬉しいけれど、この短いDCケーブルは要らないよね。

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Arco PU-4C

Arco PU-4CArco PU-4C

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日本のカホンメーカーはアルコの据え置き型ピックアップシステムで、カホンの中にポンと置いておくだけで施工も不要という優れものピックアップマイクなのです。

サイズも煙草の箱より一回り大きい程度で、とってもコンパクト!

入力端子も、ばっちりバランスとアンバランスの二種類を備えています。

ちなみに、この装置は9V乾電池かファンタム電源にて作動しますが、乾電池で作動させる場合は電源スイッチを兼ねたフォンジャックへプラグを挿せとのことなのです。

メーカーは「欧州系のコンデンサーマイクをモデリングしたコンデンサーユニット」と謳っていますが、まぁ、意味は不明。

トーンは非常にシャープな印象で、バズトーンがキラキラと映えるようなサラサラ系トーンなのです。
サウンドホールに取り付けるクリップタイプと比べると、設置位置により良い感じに低域も少なくなるため、いや~な低域の飽和も感じられず、とっても好印象。

ただ、場合によっては低域の迫力に欠けると思うこともあるので、そこは事後調整と要相談。

私の持っているパールのカホンも低域が少し弱いため、相性はイマイチと感じる面もありますが、同じような音響特性だということで複雑な要素同士の絡みも無いと考えれば、万事OKなのかな?

リーズナブルで堅牢感満々で、とっても良心的な製品なのです。

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