Lucky Strike Menthol Lights Box を吸ってみた

ラッキーストライク・メンソール・ライト・ボックス の喫煙感想

 ラッキーストライクのメンソールシガレット。紙巻「ラッキーストライク・メンソール・ライト・ボックス」を吸ってみた。


銘柄概要

 ラッキーストライクの中でも、少しマイナーな存在とも思えるメンソールシガレットですね。ライトと冠するように、ノンメンソールのラッキーストライク・ライトと同様のTar6mgとなっています。

 ちなみに、過去にはメンソールラインナップにもソフトパックや10本詰めバージョンなどがラインナップされていたようですが、現在では唯一のメンソールラインナップとなっています。

 基本的には、ラッキーストライクのライト・ボックスをメンソールバリエーションらしいカラーリングへ変更したようなパッケージデザインとなっていますね。メンソールシガレットにしては全体的にグリーンの割合が控えめということもあり、大層に「メンソールです!」という印象も覚えないのかなといったところなのです。

 また、もっと細かい違いを見つけたのであれば、それはブルズアイのシルバー部分でしょう。ノンメンソールのライト・ボックスは光沢が無いためにシルバーというよりもグレーといった色使いでしたが、この煙草ではキラキラと光沢感のあるシルバーとなっていますからね。何故、このような違いを設けているのかは不明なのです。

 ところで、ラッキーストライクでメンソールというのは否定されがちな一面もあるかも知れません。しかしながら、このカラーリングは「ラッキーストライク=アーミーグリーン」という観点からすれば、ある意味では最もラッキーストライクらしさが残っている煙草とも言えるのかも知れませんね。

 中包装紙やシガレットデザインも、基本的にはノンメンソールのライト・ボックスに同じような感じとなっているのです。ぱっと見の違いとしては、ロゴスタンプがメンソールシガレットらしいカラーリングへと変更されているということくらいですかね。

 また、仕様としてはメンソールシガレットゆえにチャコールを使用しないプレーンフィルターとなっていて、空気穴は小さめのものが1列で配置されています。ノンメンソールのライト・ボックスと比べると、あちらはチャコールフィルターを使用し、空気穴は小さめのものが2列で配されていたため、微妙な異なりを見せるといったところなのです。

 何はともあれ、ライトで、メンソールで、その上でコルク柄のチップを採用する何気に稀有な煙草なのです。タール数値の低いライトなメンソールシガレットでコルク柄のチップが良いという、超絶ニッチな方には打って付けですね。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、私的には微妙なところといった煙草となっているのです。

 まず、シガレットの香りですが、やはりラッキーストライクらしく控えめな香りの加減です。ほんのりとミントらしいフレッシュな香りを含む、儚いメンソールの香りといった印象ですね。

 この時点で、おおよそメンソールの程度は強くもないだろうと察する程度となっています。

 そして、喫味の方ですが、端的に述べてしまうと私的には「うーん」と首を捻ってしまうようなところです。

 何と言うのか、まるでメンソールとのマッチングが図られていないようにも思えてしまう味わいなのです。ただ単に「メンソールを添加しました」というような味わいと思えてしまうのです。

 具体的には、まるでメンソールが味わいに活かされていない感じですかね。もとより乾いたような質感が印象的なラッキーストライクですが、この煙草ではメンソールによるボディを軽快にする作用が拍車をかけている感じなのです。

 さらには、それが「スカスカ」というような印象へ繋がってしまっています。濃厚さには欠けながらも、からりとしたボディに素朴な香りの組み合わせが絶妙であるラッキーストライクですが、やや中途半端と思えるメンソールが非常に無駄な印象を覚えさせるでしょう。

 そのメンソールはというと、最近のメンソールシガレットのように特別に清涼感が強められているものでもなければ、フルーティーなどと香りに長けるものでもありません。印象としては、本当に「とりあえず、メンソールを添加しました」といったように受け取れるだろうものなのです。

 そして、それも作用としてはボディをスカスカにするくらいなものなのですね。

 総じて、この多くのメンソールシガレットがリリースされている御時世では、あまり良いメンソールシガレットとは思えませんでした。もう少し、やりようがあったのではと思ってしまったのです。

 何故に、未だにラインナップされているのか。それは、やはりラッキーストライクという日本では鳴かず飛ばずながら一定の人気を得ているブランドであり、それの唯一のメンソールシガレットだからなのでしょう。

 それに、決して悪いというほどのたばこではありませんからね。

 ただ、全体的にスカスカに仕上げられているということもあり、後味も非常に少ないと思います。その点は、人によってアドバンテージとなる個性でしょう。

 この煙草は、どことなく私的にはニューヨーク・ニューヨークのメンソールの衝撃を思い起こさせるような煙草なのです。あれほどまで酷いものではないのですが、どことなくメンソールとのマッチングが微妙なあたりに、共通の印象を覚えたのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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