Kent Nanotek 4 KS Box を吸ってみた

ケント・ナノテック・4・KS・ボックス の喫煙感想

 Tar4mgというレアな仕様のスーパースリムシガレット。紙巻「ケント・ナノテック・4・KS・ボックス」を吸ってみた。


銘柄概要

 スーパースリムシガレットのシェア伸長に一役を買ったであろう、ケントはナノテックシリーズのタールバリエーションはTar4mgです。より市場の需要にマッチする「100's」という仕様を兼ね揃えたエス・シリーズの台頭により、やや陰りを見せている感じは否めないシリーズではありますね。

 私は特に何も思いませんが、そんなに良いものなのかな、100'sって。

 極細シガレットなスーパースリム仕様ということもありパッケージは一般的なシガレットボックスの半分程度な厚みとなっていて、正面側の角がラウンド形状となっているハーフラウンドボックスとなっているのです。この形状は何が良いのかというと、やはり衣類やバッグのポケットに収納した時の納まりの良さですよね。パッケージ正面の角が丸いために角でポケットを傷めたりすることもなく、スマートに収納することが可能です。

 インナーや中包装紙はパッケージカラーと合わせてブラックに仕上げられているため、中々に引き締まった印象。しかも包装紙には「KENT」のロゴが模様としてデザインされていたりと、デザイン性も良い感じ。内も外もモノトーンに仕上げられているため、使用するシーンも選ぶことは無さそうなのです。

 いわゆる「ガラもの」なフィルターチップは少し混みいった印象かも知れません。ただし、ケントのキャラクターに障ることもなくシーンを選ばずに手元を飾れる感じに落ち着いてはいるので、ビジネスライクな雰囲気のガラものといったところでしょうか。パッケージとシガレットのマッチングは非常に高い感じですね。空気穴は大きめながら1列配置と、Tar4mgというタールクラスにしては少ない印象で、チャコールフィルターが使用されています。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、中々に雑な味わいが素敵な煙草となっています。

 何だかスタンダードなケントと比べるとタール感が強い質感というのか、ぎっとりとした質感が印象的な仕上がりの煙草となっているのです。その味わいは非常に濃口な印象で、ベタベタと粘着質な甘さに強めなヤニっぽさがダブルで迫ってくるパワフルさが中々に印象的。多くは華奢に思うだろう「Tar4mgのスーパースリムシガレット」という前情報からは、想像もしないような味わいですね。カフェでランチみたいなスタイリッシュさは無く、確実に牛丼や豚骨ラーメンで昼飯と言った感じのキャラクターなのです。

 同じくスーパースリムシガレットとして後にラインナップされた「エス・シリーズ」と同様に、やや強めなヤニっぽさが雑味にも感じられる点は少し嫌な感じかな。

 良いことか悪いことか、クールスモーキングを心掛けても味わいに大きな変化は見られません。

 総じて、かなり粗削りな印象の味わいが個性となっている煙草なのです。このゴタゴタとした味わいには中々に一興の価値があり、かなり洋モクらしい味わいかな。品の良さや上質さには欠く味わいなのですが、まるで米国のカップケーキのようなキャラクター性は、意外と楽しい煙草だったり。

 また、私的に感心したのは、この味わいで吸い疲れを覚えないということ。チープな美味さというのは、正にコレだと思うのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar4mg Nicotine0.4mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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