Neo Cedar を吸ってみた

Neo Cedar

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 たばこ屋さんでは買えないシガレット型の医薬品。

 「ネオシーダー」を使用してみた。

 このネオシーダーなる製品は、日本は千葉県に所在するらしい「株式会社アンターク本舗」というメーカーが製造販売する第2類医薬品。パッケージに「吸煙し、せきを鎮め痰を出やすくする薬です。」と能書きされているように、シガレット型の医薬品という、かなり風変わりな薬なのです。

 どうやら、このような医薬品はネオシーダーしか存在しないらしい。そりゃそうか。

 もちろん、煙草と全く同じ使用方法ということもありますが、何より「微量の依存性物質であるニコチンを含む」ため、二十歳未満はもとより喫煙習慣の無い方も使用してはいけません。二十歳を迎えた後は自己責任なので、二十歳以上で喫煙習慣の無い方は「使用を避けるべき」という表現の方が正しいと思いますけれどね。また、煙草と変わらず「物を燃やす」という特性もありますので、ニコチンの他に当然としてタールも発生するのです。

 ちなみに、このネオシーダーは多くの煙草製品と比較して「価格が非常に安い」ということもあり、本来の医薬品用途ではなく「煙草の代替」として使用する愚か者が後を絶たないらしいのです。むしろ、代替品としての認知の方が多いような製品だったりもします。そのような購入者の思惑によるのか、はたまた主原料のヤマアジサイの調達に起因する製造頻度によるのか、そんなこんなで「ネオシーダーは常に品薄」というのも有名な話です。何だか少し不毛ですね。

 また、ネオシーダーにはタールやニコチンの値は表示されていませんが、どうやらニコチンは微量であるもの、そこらの煙草とは比べ物にならないくらい「タールは多い」のだそうな。先に述べてしまうと、本製品の用量は「1回1又は2本、1日10本まで」と明記されていますし、かなり吸い易い軽快な吸い心地ではあるものの、立て続けに吸えば肺に違和感を感じます。やはり、タールは並みの煙草より多いのでしょうか。気を付けましょう。

Neo Cedar Neo Cedar

Neo Cedar このネオシーダーは煙草でこそないものの、服用方法に見てくれこそ煙草と全く変わらない製品となっています。パッケージングも多くのキングサイズシガレットのソフトパックと変わりのないものとなっているのです。むしろ、そこらのシガレットのソフトパックよりもピシっとタイトなパッケージングですね。

Neo Cedar Neo Cedar

Neo Cedar 医薬品ということで、パッケージの背面には能書きや用法用量に注意書きなど。パッケージサイドには区分表示の他に、ニコチンとタールを含有する旨が記載されているのです。それと併せて、背面と側面の両方では「禁煙目的で使用しないでください」と注意書きが記載されています。要するに煙草の代替としては使うなということ。

Neo Cedar 嗜好品でないわりには、ちょっと外観にも気を使った感じのチップデザインとなていますね。このシガレットを初めてみた時に、何となく矛盾のようなものを感じてしまったりなんだり。フィルターはプレーンフィルター仕様で、極小が4列という配置の空気穴は「Tar1mgの煙草と同等程度」な印象なのです。

喫煙の感想・味・香り

 この製品は、医薬品として正しく求めるならば「やっぱ南天もしくは龍角散にしときゃ良かった」と思える感じ。

 まず、シガレットを模した本品の香りですが、何だか甘いんだか酸っぱいんだか分からん香りであり、これは正に「植物の匂い」と言ったところ。い草のような紫蘇のような、そんな匂いであり加減としては極微香。あくまで「医薬品」ということもあり、嗜好品のような香り付けなどは全く施されていないのだと思われます。

 今時の医薬品としては珍しい東洋医学情緒満々な「煙を吸入する」という使用方法から気になる喫味も、当たり前ですが煙草とは異なるものとなっています。それは例えるならニコチンフリーとして売られている嗜好品は「ハーバルシガレット」の類に近いものがあります。エクスタシーとかカナビスフリーといったブランドですね。ただし、味わいに癖は感じるものの、癖の強い味わいに美味いとは言い難いハーバルシガレットなんかと比べれば、それはもう段違いに親しみやすい味わいではあるのです。

 また、余韻として感じる「ほっこりとした甘味」なんかは、やや煙草と通ずるものに感じられます。何より、煙はボディの量感も程好い塩梅に質感も非常にスムースで、シガレットで言うところのTar3mg~Tar6mgといった程度の感覚で使用できるライトな吸い心地となっていますね。あれだけの大量に施された空気穴のわりには全体的に濃いような気もしますが、起伏も無く呈される煙は量のわりに至極マイルドで吸い易いのです。

 ちなみに、嗜好品であるシガレットなんかと比べると燃焼時間は非常に長めです。燃焼時間が異様に長いとして知られるアメリカン・スピリットと比べても同等か、それ以上の体感となっているのです。葉の詰まりの良さも相まってか、灰が非常に固いために火種は良好を保ちやすいあたり、過度な燃焼を避けやすく医薬品としても良い感じ。

 火種から発生する副流煙は、量こそ人によっては多いかなと感じる程度にモクモクと立ち上りますが、私的には並みのシガレットと大差も無く思える程度。その副流煙の臭いはと言うと、正に「葉が燃える臭い」なので、シガレットほど周囲に嫌悪されるような感じではないと思います。よく、小学校の裏庭や田舎なんかで漂っていることの多いような、紙屑や葉屑の焼却時みたいな臭いであり、私的には懐かしい気持ちになったりなんだり。

 ただし、この副流煙の臭いはキャスターやクレテックの紫煙なんかと同じくらいに分かりやすい臭いとなっていますので、密閉された共用の喫煙室なんかで使用すると「あ、ネオシーダー吸ってる奴がいるな!?」と周囲の喫煙者に気付かれそうな感じです。私は確実に気付きます。

 そして、気になる効能の方はというと、当製薬には何の資料も機材もないため東洋医学ばりの体験伝承しか出来ませんが、私的には確かな効能を実感することが出来ました。からっ咳がRomanticのように止まらない時期に、たまたま松本清が販売しているのを見かけて購入したのですが、確かにネオシーダーを使用したら少しの間は咳が落ち着いたのです。まぁ、その効能も持続が長いと言うほどではなく、のど飴と「どっこいどっこい」な感じではありましたが。

 ちなみに、特に咳も痰も悩みに無い時に使用すると、妙な喉の「すく」感じがします。そして、嫌な痰ではなく軽い痰ですが、確かに痰も出やすくなります。

 総じて、見てくれこそ煙草と似ていながら内容は異なり、内容こそ似ていながらハーバルシガレットとも違う感じ。それは正に、ネオシーダー。はっきり言って比較して良いものは他にごまんとあり、確実に「龍角散や南天に浅田を買いなさい」と思ってはしまいますが、咳が出るものの喫煙したいという意思の弱い方には五分五分でマッチしますね。日本で伝わる「今日も元気だ煙草が美味い」という標語は正に本質であり、医薬品に頼るようなコンディションでも喫煙を楽しめるわけ無いですし。

 まぁ、煙草には嗜好品としての面がある一方で、確かに気付けなどの薬として用いられる文化もあったわけで、このネオシーダーは正に後者の現代版。この製品を嗜好品として用いてはいけません。ある意味、このネオシーダーは東洋医学と言うか、古い東洋喫煙文化という風習の生き残りです。大切にしたい名残の一つなのです。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar—mg Nicotine—mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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