Kool Escape New York W Beat 8 Box を吸ってみた

Kool Escape New York W Beat 8 Box

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 クールのエスケープシリーズに追加されたダブルカプセル仕様の製品。

 「クール・エスケープ・ニューヨーク・ダブルビート・8・ボックス」を吸ってみた。

 このエスケープと冠されたシリーズは流行りのフレーバーカプセルを搭載したメンソールシガレットで、発売時に謳われた「一服でエスケープ」というキャッチの通り、フレーバーカプセルによる異国情緒を感じさせるという特徴がウリとなっているのです。そんなエスケープシリーズのバリエーションは、先に発売した「バリ・サンセット」と「マイアミ・ブリーズ」というTar5mgでシングルカプセルの製品がラインナップされています。

 そして、この「ニューヨーク・ダブルビート」は続いて追加された製品であり、コンセプトは同じながらタール表示はTar5mgではなくTar8mgで、カプセルも1つではなく2つ搭載というシリーズでは少し異質な仕様の煙草ですね。まぁ、一服で海外の新鮮な空気を味わえるのなら、安いものです。

 ただ、他のバリエーションは「バリ」と「マイアミ」であり「エスケープ」という慰安旅行チックなイメージも自然に結び付くのですが、なんだか「ニューヨーク」で「エスケープ」という組み合わせだと、少し工作チックなイメージに感じてしまうのは、私が陰謀論好きだからでしょうか。

 亡命っぽい。

 ちなみに、このシリーズは「14本詰め」というパッケージも特徴的なのですが、これは「喫煙者の1日あたりの平均煙草消費量は約14本である」というデータに基づき設定された入り本数なのだとか。副産物的効果として1箱あたりの価格が安くなってはいますが、本数あたりの価格は並なので割安というわけではありません。どちらかと言えば「価格」より「鮮度維持」に一役を買う仕様であることには間違った理解を示してはいけないような気がするのです。

Kool Escape New York W Beat 8 Box Kool Escape New York W Beat 8 Box

 パッケージデザインはレイアウトこそ共有していながら、同シリーズのバリ・サンセットやマイアミ・ブリーズのパッケージとは少し趣の異なる、躍動感の溢れるデザイン。デザインになっているのは、タイムズスクエアの通りとかですかね?

Kool Escape New York W Beat 8 Box パッケージ背面のデザインも正面と同じように、最近のクールのデザインに倣ったものとなっています。メンソールにおけるブラックカラーも、今では珍しいものではなくなりましたね。さり気なくアピールされている「FRESH SINCE 1933」という文字からは、かなり大昔からフレッシュであるということが窺えます。

 ちなみに、確か1933年あたりって世界恐慌とかで色々とドン底ハードモードな感じの時代ですよね。そんなに以前からフレッシュのみでプレイするとは、ナイフしばりにも負けないMモード。MはメンソールのM。

Kool Escape New York W Beat 8 Box 14本詰めという特殊なパッケージは、違和感の感じない程度に小振りな絶妙のサイズ感のパッケージとなっています。横幅は多くの20本詰め製品と同じなのですが、厚みがシガレット1本弱くらい薄くなっているので、非常に収まりの良い感じなのです。何故か特に小さくは感じない、何とも不思議な感じ。

Kool Escape New York W Beat 8 Box Kool Escape New York W Beat 8 Box

 シガレットは横1列が7本で計2列の収め方となっています。ちなみに、バリもマイアミも専用デザインの中包装紙が充てられているのに、何故かニューヨーク・ダブルビートだけは無地の銀紙でした。手抜き?

Kool Escape New York W Beat 8 Box フィルターチップに施されたエスケープシリーズならではの模様ですが、ニューヨークもシルエットになれば平凡な街並みといった感じで、少し見劣りする印象ですね。その代りに色数が増えているため、カラフルな印象は覚えるでしょう。ピッコロカラーと言われれば、なるほどピッコロ様な配色ですがね。

 ちなみに、空気穴はバリ・サンセットやマイアミ・ブリーズでカプセルが仕込まれていた位置に施されています。その空気穴を挟むように各種カプセルが仕込まれているので、これにより指で塞いでしまうことは軽減された感じ。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、バリエーションの中で最もフレーバーが穏やかな仕上がりとなっています。カプセルが2つということで「100%+100%=200%」かと言うと、それは少し違い、実際には「50%+50%=100%」と言った感じなのですね。互いのカプセルのキャラクターが変わらぬキャパシティの範疇で相殺されながら、協調性と一体感を持って1つのフレーバーを呈している感じなのです。

 また、バリエーションの中では高めなTar8mgという仕様により、比べて豊富な煙量という点もフレーバー感を穏やかにしている要素に思えます。

 ちなみに、やはり各カプセルはバリエーションの「バリ・サンセット」と「マイアミ・ブリーズ」で使われているものと同じであると思われます。紫色のマークの位置に仕込まれたカプセルのみを潰して吸ってみるとバリ・サンセットと同じフレーバーを楽しめますし、緑色のマークの位置に仕込まれたカプセルのみを潰して吸ってみるとマイアミ・ブリーズと同じフレーバーを楽しめるといったような感じなのです。

 ただ、どちらの場合もTar8mgという増強されたタール数値による煙量の増加もありフレーバーは控え目な印象です。ベーステイストの柔らかい甘味やメンソールシガレットらしい青臭さの方が勝ったり拮抗したりに感じられる喫味となっていますね。そのため、同じと言っても中々に差異を感じる味わいではあるかな。特に、紫色のマークの位置に仕込まれたカプセルのみを潰した場合は巻きに近い位置に仕込まれていることもあってか、かなりフレーバー感は控え目なのです。

 増加した煙量による豊かなベーステイストで薄まり、更には空気穴から流入する空気でも薄まる位置なので、これは当たり前ではありますね。

 緑色のマークの位置に仕込まれたカプセルのみを潰した場合はカプセルが口元側に近いこともあり、フレーバーもベーステイストに拮抗して強めに感じられます。そのため、どちらかのカプセルしか潰さないような吸い方をする場合は、紫色のマークの位置に仕込まれたカプセルは出番も無さそうな感じかな。

 バリ・サンセットのカシス系ドリンクのようなフレーバーが好きなら、個性が抑えられてしまっているニューヨーク・ダブルビートでは取って代わるに足らないと思います。しかし、マイアミ・ブリーズのレモンのような柑橘系のフレーバーが好きなら、やや辛味が増したりで透明感は落ちるもののTar5mgのマイアミ・ブリーズよりフレーバー感が増しているため、ニューヨーク・ダブルビートにも選択の余地はありそうかな。

 この煙草は、決してニコイチではないということであり、見てくれから察してしまう点から紛らわしいことこの上も無しですが、きっちりと差別化されている様は非常に好ましいと思えたり。ちょっと、カプセルを2つとも潰した時の味わいがフレーバーのマイルド傾向のわりにゴチャゴチャしているため、ややインパクトに欠ける気もしますが、正にTar8mgとダブルカプセルという仕様が肝ですね。

 ちなみに、カプセルを潰さないで吸うと特別なフレーバーは特に感じられず、やや酸味が感じられるメンソールらしい青臭さがアクセントとなった、少し辛味にも感じられる程好い清涼感と刺激の喫味となります。これこそ出番も無さそうな感じですけれど、たまにはプラスアルファを余計なものとして楽しむのも良いかと。そんな経験のために、いちいち20本詰めの他製品を買うほどではないですし。

 総じて、バリ・サンセットのカプセルは独特なカシス系ドリンクのようなフレーバーも本家に比べて弱く、香りというよりは独特の甘味を添えるような役割に特化した様ですね。マイアミ・ブリーズのカプセルは程度こそ差があれど、本家と変わらずレモンのような柑橘系の香りを付け足す役割を担っているように思えるため、ダブルカプセルながら「相乗効果」ではなく「協調効果」と言ったような特性の煙草なのでした。

 まぁ、ニューヨークで味わうバリやマイアミは、所詮はニューヨーク流といった感じなのかな。日本で本当の中華を食べられないのと同じような感じで、それは何故なら日本で食べる中華は本場の人に振る舞うものではないから。本場の麻婆豆腐とか、もはや日本人の想像からすると「別料理」ですし。エスケープシリーズを吸い比べれば、何で「ニューヨーク」なのかは自ずと分かると思います。中々に言い得て妙なのです。

 ニューヨークが舞台なだけに、アジアのバリより同邦のマイアミを優先させたような味わいの煙草ですよ。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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