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なんというか、よく分からないアリア・・・、いわゆるAPのベース。
そもそも、APというのはARIAのカスタムオーダーに用いられていたブランドのことなので詳細は全く分かりませんが、不明という事は、どこかの誰かさんがオーダーした楽器なのでしょうか?
唯一の情報はフィンガーボードの「ARIA CUSTOM SHOP」というデザインのみ・・・。
(アリアのウェブサイトではAPは「生産終了」とされているので、現在はオーダー不可?)
この楽器は、ヘフナーやギブソンにエコーとは違う、よりクラシカルな印象のバイオリン型で、ヘッドストックは昔のアンペグ・スクロールベースを模したと思われる作り込み抜群のスクロールヘッド。
ボディトップにはエフホール加工も施され、なんとも落ち着いていながらシックでデコラティブな佇まい。
ちなみに、このエフホールはペイントではなく実際に「穴」なのですが、この楽器はホローボディーではなくソリッドボディーに近いセミホローボディーとなっています。
そこらへんのソリッドボディーの楽器と比べても生音の音量に差はありません。
(いや、比べれば小さい方かも・・・。)
なんだか、あまり先々のオーナーには気に入ってもらえず、人の手ヒトの手へと渡り歩かされた様子で、製造年は不明なものの嫌に綺麗な状態であることが嬉しい半面、不憫に思えて仕方がありません。
まぁ、グラマーな外観のわりにサウンドはチープな感じがしないでもないので、そんなチグハグな点が気に入られなかったりしたのかな。
ただ、造りは精巧そのもので、とっても優秀。
まぁ、見ての通り、ガンガンにヘッド落ちしますけれどね。
しかも、フィット感も劣悪で、体に寄せれば寄せるほど痛い。
オンボードのプリアンプも銘柄は不明ですが、なんか嫌。
極めつけは、万人を納得させない「不思議な音」。
呪いのアイテムが嫌に綺麗な感じと同じだな、これは。
Product Specification
Unknown...Uh...Ah...
Control : 2-Volume, Active Preamp (Stacked Pot Bass&Treble)