喫煙に関する内容を含みます
概要:プルーム・テック「メビウス・ミックス・グリーン・クーラー・フォー・プルーム・テック」の喫煙感想
プルーム・テック専用としてリリースされたフレーバー系メンソール銘柄。プルーム・テック「メビウス・ミックス・グリーン・クーラー・フォー・プルーム・テック」を吸ってみた。
電子タバコというものも、そう珍しいものではなくなりましたね。各社製品に個性や特徴はあるものの、基本的には火の代わりに電気を使い、煙ではなくベイパー(水蒸気)を楽しむというものです。
その電子タバコには実際に煙草葉を使用しているタイプと、旧来の煙草葉を使用しないタイプが存在しますが、プルーム・テックなどのように煙草葉を使用しているものは「たばこベイパー」と呼ばれる煙草葉による成分を含む水蒸気を楽しむものです。取り分け、日本たばこ産業によるプルーム・テックは他社製品とは一線を画する臭気の少なさや、癖のないクリアーな味わいが特徴となっていますね。
そんなプルーム・テックの専用銘柄に「ミックス・グリーン・クーラー」と銘打つ、フレーバー系メンソール銘柄が新たに加えられたのです。
ちなみに、このミックス・グリーン・クーラーは「和梨と洋梨のMIXフレーバー」とのことです。グリーンというよりはイエローという印象を覚えるパッケージカラーや最近の慣例を鑑みると、それこそ紙巻のメビウスにラインナップされているオプション・イエローのように柑橘系フレーバーかと思いますよね。
それこそ、プルーム・テック専用のメビウスには、既に紙巻のメビウスに倣うかのようにベリーミントフレーバーのパープル・クーラーと、アップルミントフレーバーのレッド・クーラーがラインナップされています。誰しもが「次はイエロー・クーラーで柑橘系ミントフレーバーかな」と予想していたことでしょう。
しかしながら、この色味でグリーンと謳っていますし、オプション・イエローに倣う専用銘柄のために「イエロー」の枠を残しているようにも察することが出来ます。
何はともあれ、電子タバコというカテゴリーはおろか、紙巻カテゴリーでも中々に珍しいと思える「梨」のフレーバーです。紙巻よりも、さらには他社の加熱式電子タバコよりも味・香りがスマートなプルーム・テックにおける銘柄ですし、おのずと期待は高まってしまうのです。
イメージカラーは、グリーンともイエローとも見て取れる色味となっていますね。洋梨と言うよりは、幸水などといった和梨を連想させるカラーかも知れません。美味しいよね、幸水。
また、早めに食べた方が良いとされる和梨とは異なり、洋梨は基本的に少し間をおいて熟れさせた方が美味しいらしいのです。シャリシャリ食感が美味の和梨に対し、洋梨は林檎に近い触感であることも特徴です。
私は、洋梨は食べごろまで待てないですし、だからといって早くに食べるとスカスカなのに歯切れの悪い食感なので苦手なのです。洋梨味は大好きですが、あまり洋梨そのものは好きではありません。
気になるところは、アップル系メンソールのレッド・クーラーとの違いでしょうか。林檎と梨って、違うことは分かるのですが、詳しくと言われると微妙なところですよね。どっちもバラ科の親戚同士で、似てるけれど味は違う美味しい果物という程度の認識なのです。
プルーム・テック専用銘柄で共通となっているパッケージ背面の製品説明欄ですが、特に注目させるでもなく地味ながら、今までとは大きく異なる点が記されていますね。それはリキッドカートリッジ部分なのですが、この銘柄の発売を機にメンソール銘柄はメンソール入りリキッドカートリッジへ仕様を改めたようなのです。
これにより、従来製品よりもメンソール感の持続性が向上したとのことなのです。紙巻煙草やアイコスなどといった他社の電子タバコでも分かる通り、どうしてもメンソールというのは気抜けしやすいですからね。これは正しく向上と言えそうですが、これによりレギュラー銘柄に付属するリキッドカートリッジとの使い回しが利かなくなるため、面倒くさがりな人には不便を感じるかも知れませんね。
ちなみに、従来のリキッドカートリッジは「グリセリン・プロピレングリコール・トリアセチン・水で構成されています」と説明されていたのですが、新リキッドカートリッジは「プロピレングリコール・グリセリン・香料・水で構成されています」と説明されています。トリアセチンの表記が無くなり、代わりに香料が表記されていますが、この香料というのがメンソール成分のことなのでしょう。
特に「など」という表記もないので、姿を消したトリアセチンは香料の溶剤に使用されることからも「香料」の項目に含まれているのかも知れません。何れにせよ、どの項目も特に不安な要素は無く、これらを否定することは喫煙を否定することによるビジネスへ傾倒する医学界を否定することにもなります。
あと、リキッドカートリッジは中国製からベトナム製へ生産国変更されています。最近は中国も世界の工場ではなくなり、ベトナムへの製造移管は珍しいものではなくなりましたね。何となく、多くの場合で日本人は中国よりもベトナムの方を信頼しますし。
同梱物は、従来と変わらない印象です。というより、変わりも無く、PTP包装された5つのカプセルと、改良されたリキットカートリッジが1つです。
強いて言うなら、リキッドカートリッジの個包装が無色からメンソールを意識した緑色へ変更されているのです。この袋の色をもってメンソール銘柄専用カートリッジと判別するようにとのことなので、開封後にレギュラー銘柄用のカートリッジと混同しないように要注意です。
ただ、一応はカートリッジの筒の中を覗くと、メンソール銘柄専用カートリッジは緑色の目印がありました。ほんのりとメンソールの香りがするので、開封後も判別は可能なのです。
パッケージのフラップの裏側には「メンソール銘柄に2つのニュース」と題して、リニューアルしたポイントが紹介されています。一つは先の通りで、カートリッジがメンソール香料を添加したメンソール銘柄専用カートリッジとなった点ですね。
もう一つは、メンソールが天然メンソール100%となったそうです。こちらは、おまけ程度な感じの見出しとなっています。
味・香りについて感想
この煙草は、中々に良い感じです。これ、好きだという方も多いのではないでしょうか。
まず、カプセルの香りは、確かにレッド・クーラーの林檎の香りとは異なり、なるほど梨を思わせる香りとなっていますね。カートリッジにメンソール効果を付与したからか、あまりカプセルからはメンソールの香りという印象は覚えないことも特徴と思えました。
そして気になる喫味の方は、やはり中々にクリアーで透明感のある味わいとなっていますね。すっきり澄んだメンソールの清涼感をメインに、ほんのりと梨を思わせるフルーティーな味わいが含まれているような印象のバランスです。
思いのほかフレーバー感は控えめで、どちらかと言うとメンソールがメインになっているところは意外でしたが、かなり親しみやすい塩梅に落とし込まれていると思います。プルーム・テックのラインナップなら、フレーバーラインよりもスタンダードなメンソールが好きな方に向いているような気がしますね。
あと、レッド・クーラーとの違いといえばフィニッシュでしょうか。レッド・クーラーは林檎の少しのエグミまでリアルに再現されていましたが、こちらは梨を食べた後のような風味がメンソール感とともにフワッと残ります。全体的には似ているものの、華々しいフルーティー感のレッド・クーラーとは差別化されている点は流石と思うのです。穏やかで優しい塩梅といったところでしょう。
総じて、この煙草は澄んだ清涼感をベースに、さり気なく梨のエッセンスを添えたようなバランスの仕上がりとなっていますね。もう少しフレーバー感がメンソール感に勝っても良いかなとは思いますが、私的にはプルーム・テックらしいバランスで気に入っています。
何と言うのか、濃いものって面白いのは最初だけで、飽きるのですよね。この手で言うのなら、アイコスやグローがソレかと思います。
何はともあれ、やっぱり私はプルーム・テックが最も好きですね。この煙草は、ある意味でプルーム・テックの特性を如実に体現しているとも思える味わいなので、言わずもがな、お気に入りなのです。
何となくですが、暑い夏はレッド・クーラー。冷え込む時期はミックス・グリーン・クーラーと使い分けても良いかなと思うのでした。本来の林檎は年中、梨は夏が旬なのですけれどね。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar---mg Nicotine---mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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