Peel Menthol Orange を吸ってみた

Peel Menthol Orange

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 ピールのオレンジフレーバーでメンソールなシガレット。

 「ピール・メンソールオレンジ」を吸ってみた。

 このピールという銘柄は、DJ MIXと並んで珍フレーバーなシガレットが目立つラインナップでも知られる「DJ TOBACCO」が擁する銘柄です。同社はフレーバーシガレットが目立つ香港のメーカーで、このピールもDJ MIXと同じく、国内展開はブラックデビルなんかの輸入代理でも有名な柘製作所が行っているという、中々にワクワクな要素が強い煙草なのです。スイートメロンも然ることながら、このメンソールオレンジも負けじと他に類も無いと思われる特徴のシガレットですからね。

Peel Menthol Orange Peel Menthol Orange

Peel Menthol Orange 一目でオレンジフレーバーであることが分かるような素敵なパッケージデザインは、銘柄名が「ピール」であるように、オレンジの皮のイラストがデザインされています。

 そう、この煙草は「実」ではなく「果皮」がイメージとなっているのですよね。

 ちなみに、ピールのメンソールピーチとは異なり「Menthol」という別記も無く、スイートメロンのようにタールスペックや表現の注釈がデザインされているわけでもありません。ピールのラインナップでは最も情報量の少ないシンプルなパッケージとなっているのです。

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Peel Menthol Orange ピール名物のフレーバーを示すサイドのイメージは、もちろんオレンジのイメージとなっているのです。この部分のイラストは何故かフルーツまるごととなっていて、あまり「果皮」をプッシュしていませんね。直接的な表現を避ける傾向にある日本市場では、非常に珍しいキャラクターのブランドに思えます。

 また、あまり馴染みの無いだろう「D J Tobacco Co., Ltd.」というメーカーは、1999年に香港にて設立された新進気鋭のメーカーで、ありふれたシガレットで溢れる市場に面白い選択肢を提供しようというようなコンセプトを持つ、中々に若気に満ち満ちているメーカーなのです。

Peel Menthol Orange 中包装紙もピールならではの「PEEL」というロゴが散りばめられた銀紙となっていて、パッケージデザインに負けじとポップなイメージ作りに一役を買っているのです。何気に各銘柄に合わせてロゴカラーをマッチングさせているあたりに、包装に対しての丁寧な姿勢を感じさせてくれる煙草ですね。かなり煮詰まっています。

 地味にインナーカット部分もパール調になっていたりと、余念なくオシャレに気を使っている感じは非常に好印象。

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 パッケージや中包装紙に続き、シガレットのフィルターチップもピールならではのポップなデザインとなっています。ものすごく「柄モノ」といったチップデザインなのですが、不思議と嫌に感じない比較的TPOにもマッチさせやすいデザインではないでしょうか。

 ところで、TPOって死語なのですか?特に活き活きとしていた時代も無いような言葉に思えるのですが、最近は耳にすることも少なくなったような気もしますし、やはり死語なのですかね。

 とまぁ、それはさておき、このピール銘柄には同社の「DJ Mix」と同様に、フィルター外周に凹凸の加工を施した歯車状の特殊フィルターが使用されているのです。このピールのソレは出処の詳細も分からないのですが、このフィルターはピースのインフィニティなんかにも採用されている日本フィルター工業製の「AFTフィルター(CVDフィルター)」と同じようなフィルターとなっています。このフィルターは空気と煙をコントロールして、味わいを向上させるような狙いがあるものとのこと。

 ちなみに、メンソール製品でありフレーバーを活かすためかチャコールは使用されていないプレーンフィルター製品となっています。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、同銘柄のスイートメロンと比べると、意外にもキャラクターの立ち方に丸さを感じる、バランスの良い印象の仕上がりとなっているのです。

 まず、フレーバーシガレットということでシガレットの香りからなのですが、なるほど確かにオレンジの香りであり、メンソールシガレットらしいメンソールの香りではありませんね。ただ、この香りはオレンジそのものと言うよりも、オレンジ味のキャンディやグミをイメージさせる香りとなっています。私的には幼少の頃に食べたアンパンマンのオレンジ味のグミや、なっちゃんオレンジのキャンディを連想させる香りと言ったところでしょうか。

 香りの量感は同銘柄のスイートメロンと比べて確かな差を感じる程に控え目となっていて、パッケージを開封したら辺りに漂いだすといったこともない程度の香りとなっています。これは、オレンジというフレーバーの特性なのかは知りませんが、メロンと比べるとオレンジは「香りが強い」という感じの果物でもない気もしますし、順当な仕上がりとも思えるのかな。

 喫味の方は、あまりにも無個性な火を点けての一吸い目に「え?」という肩透かしを食らうような感じとなっています。しかしながら、その一吸い目の煙を吐き出す時には「お!」と思ってしまう程にオレンジなフレーバーが攻めてくるという、要らんドラマチックな感じとなっているのです。オレンジフレーバーは余韻に多分に含まれるといった具合であり、煙を吸い込む段階ではメンソールフレーバーが勝るのか存在感も薄い感じなのですが、煙を吐くアクションと余韻には色濃くオレンジフレーバーが反映されている尻上がりな性質。

 ひたすらにスイート感を呈するスイートメロンとは異なり、一服のアクションの中にフレーバーのオンオフのような起伏があり、これがまたトータルバランスに優れた印象を挺してくれていますね。一口ごとにメンソールシガレットらしい山場とフレーバーシガレットらしい山場が順番を守り別々に攻めてくる感じは、一体感を持つこととは異なる楽しさがあるのです。

 また、一応はメンソールシガレットということになっていますが、刺激的でもなければ清涼感も控え目と、メンソール感の加減は今時のメンソールシガレットと比べると非常に控え目です。あくまでボディ感を軽やかにして少しの青臭さを付け足すような役割に徹している感じとなっています。

 そんなこんなで、Tar3mgのスイートメロンに対して、このメンソールオレンジはTar8mgと少し高めに思えるタール数値となっていますが、その実はメンソールにより軽いボディ感の喫味となっているため、この両者は比較してタール数値ほどの差が吸い応えに現れていない気もしますね。スイートメロンはタール数値のわりに吸い応えがあり、メンソールオレンジはタール数値のわりに軽快な吸い心地となっている感じなのです。悪く捉えてしまえば、強烈な一見のキャラクターに反して、何気にハッキリとしない印象の煙草かも知れませんが、ガッツリとフレーバーが堪能できる仕上がりでありながらバランスの良さも感じられる喫味は優秀と言って良いのではないでしょうか。

 総じて、スイートメロンとは異なり、銘打たれていないだけあり「スイート」な煙草とは違いますが、中々に再現度の高いオレンジなフレーバーが楽しめる貴重な煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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